12月の南半球・なんでも逆さなパースの星空

Tag: 星景 パース オーストラリア 太陽 日周運動 K1Ⅱ

2024年の年末は西オーストラリア州のパースでのんびり過ごしました。
北半球は冬至からクリスマスの時期ですが、南半球は夏真っ盛りの夏至の強烈な太陽です。
滞在したモーテルから日没を撮影しました。
南半球の日没も西へ沈むのは同じですよ!。ただ移動する角度が反対になります。南半球は右上から左下へ。
パースの日没10分ごと20241227
2024年12月27日。17:49:34から。
南緯31度。自動露光で-5補正。10分おきの撮影。
ISO100(-5補正)
DFA28-105mm

日が暮れると西空に金星が輝きます。これも日本と同じですが、やっぱり沈む角度は日本と反対です。
パース沈む金星
2024/12/27 20:32:33
PENTAX K-1 Mark II
CarlZeiss Distagon T*25mm ZK F2.8
ISO400、F2.8

逆と言えば、南半球の夏ではオリオン座が逆さまになって上ってきます。東の空で北の方へ動いていきます。日本では低空ギリギリのカノープスも空高く見えます。今年は一等星に木星が加わって賑やかです。
東天のアルデバランからカノープス
2024/12/23 20:48:57
SMC PENTAX A16mmF2.8Fisheye。
ISO400、F2.8、13秒。

東から逆さオリオンが上る角度も日本とは反対です。右下から左上へ。
逆さオリオン3s×50_320241226
2024/12/26 20:48:07
CarlZeiss Distagon T*25mm ZK F2.8
ISO400、F2.8、3秒×50をカメラ内比較明合成。

北の空はプレアデス星団や牡牛座の星々が低空飛行。
スバルから牡牛座

そしてパース南のスワン川方向では天の南極が見えます。
左が東なので、星々は時計回りに回転します。これも日本の天の北極とは逆ですね。
12月は南十字星が地平線から方向に上がってくるのが見えました。
この写真では下方通過した南十字とその後ろにケンタウルス座のベータ、アルファと続いています。
天の南極
2024/12/27 21:34:58

南半球の空は日本から南下していって、ちょうど空を北向きに90度ぐらいずらした感じに見えます。
参考に日本で見た日没写真も載せておきます。沈む方向は
パースとはだいたい90度ぐらい角度が違うことがわかります。
日没・北半球北緯34度s
2025/01/07 15:29:20

帰りにパース空港ターミナル1の出発ロビーで見たオリオンとすばる。
あれ?逆さじゃないじゃん。せっかく南半球の空港なのに!
パース空港

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