5年ぶり帰還困難区域の国道6号線を走る~2019年7月28日
Tag: 放射線 福島 国道6号 帰還困難区域 南相馬 富岡 四ツ倉 GC10
2014年を最後に,しばらく福島県の放射線観測をしていませんでしたが,今年の夏に盛岡に車で出掛ける用事があったので,途中で福島県に寄り道しました。
今回の測定コースです。いわきから常磐道に入り,富岡で降りて,国道6号を南相馬方向に走りました。帰還困難区域は2014年より少し縮小されましたが,まだまだ多くの世帯が避難したままです。
これは東北道から磐越道に入っていわきから常磐道に移り,すぐの四ツ倉のPAで測ったもの。
ここはもう放射線の強さは自然と変わらないので,この測定器GC-10の基準としました。数値は0.13マイクロシーベルト毎時ほど。静岡の自宅と大差ないです。なおこの測定器は校正はしていないので,数字の値はあくまで目安でしかなく,放射線の強弱の変化を知る道具として使用します。
PENTAX MX-1
2019/07/28 11:58:43
四ツ倉PAから南相馬方向へ常磐道を進みます。常磐道の広野~南相馬間にはこのような放射線の電光掲示板がありました。0.1程度であれば自然の放射線の強さと大差ないです。
2019/07/28 12:10:10
さらに進んで帰還困難区域に近づくと,放射線は強まりました。
2019/07/28 12:22:20
帰還困難区域直前の富岡ICで常磐道を降りました。
出口の近くに駐車場があり,そこに線量計が設置されていました。
2019/07/28 12:32:28
そして,いよいよ国道6号線の帰還困難区域を走ります。
5年前より放射線は弱まっていて,ほとんどの場所は1マイクロシーベルト毎時以下でした。
2019/07/28 13:04:25
6号線最初の部分の動画です。(1分18秒)
今回最大だったのはこのぐらいです。2マイクロシーベルト毎時ほど。前回2014年は最大7マイクロシーベルト毎時でした。5年前の約3分の1です。
2019/07/28 13:05:57
最大値付近の動画(33秒)
そして徐々に下がっていきました。大熊町から双葉町に入る境界です。大熊町は福島第一原子力発電所があります。
2019/07/28 13:07:22
帰還困難区域を抜けて南相馬道の駅で一休みです。
ここの名物の四つ割りパン。久しぶりに味わいました。
2019/07/28 13:59:03
ちょうど27~28日で相馬野馬追祭だったので,南相馬道の駅は車で一杯の混雑で賑わってました。
今回行ってみて,放射線は着実に弱まっていることが確認できました。
測定器の紹介
今回の測定では2014年と同じガイガーカウンターモジュール GC10A(完成品だけでなく組み立てキットもあります)を使いました。
この測定器はリアルタイムの反応が早く,今回のように走りながら測定するのに向いています。(*この型は販売終了しています。現在は世界的な半導体供給不足の影響で、新型の開発が遅れているそうです。詳しくはメーカー掲示板→リンクをご覧ください(2021年8月現在)。)
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