国道6号線帰還困難区域を走る~2014年10月18日

Tag: 放射線 福島 国道6号 帰還困難区域 楢葉町 GC10
 2014年9月15日に原発事故の警戒区域設定以来続いていた国道6号線の通行止めが解除されました。ようやくいわき市と南相馬市の間を大回りしなくてもすむようになりました。
国道6号線帰還困難区域
 10月18日(土)に走ってみた記録です。
 今回は行きは動画,帰りは静止画で記録しました。動画ではいわき市側から北上した様子をダイジェストで紹介します。本来は測定地点で数分間とどまって測らないとその場所の放射線の強さは言えませんが,駐停車禁止なので測定は走りながらということにならざるを得ません。霧箱の実験もやれません。
 そこで今回はビデオでも放射線の様子が分かるように反応が速くて,しかも音が大きく点滅も明るいGM管タイプの測定器(ガイガーカウンターキット GC10)を使いました。
 事前のテストでは、静岡県の自宅で0.15~0.17μSv/h程度を表示しましたので、この数値を標準とします。手持ちのシンチレーションタイプのガンマ線専用機(CK-3)よりもやや高めに出ました。

 では、ビデオをご覧ください。

‎2014‎年‎10‎月‎18‎日、‏‎9:40 (再生時間7分17秒:46MB→遅い回線では読み込みに時間がかかります。)
PENTAX K-3,DA FisheyeZoom
 帰還困難区域といっても場所によってかなり放射線の強さが違い,1μSv/h以下の汚染のほとんど無くなった場所も多くありました。福島第一原発付近で7μSv/h程度が今回の最高でした。走りながらという制約の中でも、音と光の点滅の速さで放射線の強弱が分かると思います。

 いつも紹介しているCK-6による10分平均のグラフです。行きと帰りの2回通過しているので2つのピークがあります。
10分平均

 帰りに撮影した静止画も紹介します。南相馬市側から南下しています。
国道6号
2014/10/18 14:37:35

 浪江町です。津波の跡がそのまま残っています。
国道6号

国道6号
 破壊された建物も2011年から止まったまま。

国道6号
 家畜の野生化で事故もあるようでこの標識がたくさんありました。

国道6号
 福島第一原発付近です。0.9μSv/hほど。なお、測定器の液晶画面は外よりも暗いので写真では見えにくくなります。そこで液晶部分だけレベル補正で明るくして数字が見えるようにしています。はめ込み合成ではありません。

国道6号
2014/10/18 14:57:55
 今回の最高値です。7.2μSv/hほど。2011年8月に初めて来たときの飯舘村のときは10を超えていたし、新聞発表のの観測データでも20μSv/hに達する強さだったので,原発近くでもこの数値なら3年半でずいぶん下がったことになります。だから今回の開通となったのでしょうけど。
 次は帰りに撮影した最高値近辺の動画です。(12秒,7MB)



国道6号
 大熊町へ入ったところ。

国道6号
 住宅地はバリケードで入れないようになっています。パトカーが頻繁に巡回していましたが、現実には空き巣被害はかなりあるそうです。事故のもたらす二次被害です。

国道6号
 富岡町へ入りました。帰還困難区域は終わりです。ここでは0.7μSv/hまで低下。
 

 ここは国道6号線から横道に入った,海岸側を並行して走ってる道路です。広野町と楢葉町の境界です。2011年8月22日に初めてここへ来たときは立ち入り禁止のバリケードがありました。それ以来の定点観測点です。
●2014年
楢葉町境界
 今回は0.12程度。2011年は0.8だったのでずいぶん下がりました。この値なら十分自然放射線の範囲内です。
過去の写真で振り返ってみましょう。
●2011年
2011

●2012年
2012
2012


同じ場所の地面です。
●2014年
楢葉町境界
 今回は0.16ですから最初の1.8からずいぶん下がりました。


●2011年
2011


●2012年
2012
2012


今回の動画ではガイガーカウンターキットGC10を使いました。
この測定器は光が明るく、音も大きいので大勢に見せるときに使うととても良いです。科学教室や学校での演示にお勧めです。

  • ガイガーカウンターモジュール GC10A(完成品だけでなく組み立てキットもあります) 
    (Amazonのリンク)

 
 

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コメント

  • 常磐道浪江~仙台開通!

    12月6日に常磐道の浪江~仙台間が開通しました。後残すところは富岡~浪江間のみ。ずっとウオッチしてきましたが、このHPでも少しずつ確実に復興へ向かっている事が感じられてうれしいです。



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