木星の12年

Tag: 星景 惑星 木星
2001木星
2001年11月

2013木星
2013年12月

 最近ハードディスクにしまっておくだけではもったいないと,昔の写真をプリントして飾るようにしているのですが,ちょうど木星が12年たって同じ位置に戻っているのに気がつきました。
 上の2枚の写真は,いずれも双子座で最も明るい星として木星が輝いています。
 現在も日没まもなく,北東の空に他の星より一段と明るい星が見えています。それが双子座にある木星です。

 木星は地球から見ると12年で空を一周します。ちょうど太陽系の公転面に沿って見える「黄道12星座」(いわゆる星占いの星座)を1年に一つずつずれていき,12年で元の星座に戻ってくるわけです。古代の人は木星のことを「歳星」とも呼んでいたそうです。1年に1つの星座に順番に訪ねていくなんてなんだかすてきですね。
 ちょうど2001年11月は獅子座流星群の大流星雨があった年。この写真と,12年後の2013年に撮った写真を見比べて,木星の12年周期を実感したのでした。
 宇宙ではゆったりと時間が進行しますね。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント


認証コード0965

コメントは管理者の承認後に表示されます。