中秋のパール富士
今年は2013年9月19日が中秋の名月です。晴天に恵まれたので,大勢の人がお月見を楽しんだことでしょう。
私は朝霧湖高原へパール富士を見に行きました。
最初は全く忘れてて行く予定はなかったのですが,つれに背中を押されて出かけました。
パール富士とは「富士の山頂から出る月」の光景を言います。太陽の場合は「ダイヤモンド富士」が有名ですね。太陽は毎年同じ場所から出るので,ダイヤモンド富士は毎年同じ日に同じ場所で起こります。
しかし,満月は,毎年同じ場所,同じ方向で出るわけではないので,パール富士になる場所はその都度予測が必要です。今回は,専用ソフトで朝霧高原のある場所で起こる事を確認して出かけました。
その場所には大勢の人が集まっていたので,安心して「計算は合ってそう」と思って,月の出を待っていたのですが......
2013/09/19 18:09:39
ありゃりゃ~,ずれちゃった!!ということで,このまま撮影するか,急いで移動するか決断が求められます。これはこれで美しい光景なんですが,やはりてっぺんが見たい。ということは移動するしかありません。
皆さんはこの場合,北へ移動するか,南へ移動するか瞬時に判断できますか。これは慣れが必要かもしれませんが,正解は「南下すべし」です。そこでいそいで撤収して,南下開始。といっても計算してるわけじゃないので,「勘だけが頼り」です。しかも時間が迫ってます!
国道を外れて,富士の裾野の道に適当に入り,適当に入ったゴルフ場の駐車場に決めて時間を待ちました。この場所ではまだ月が出ていないということは「裾野からは出ないだろう」と考えました。
やがて,月が出る前に富士山のバックが光ってきました。「これなら当たりかも」と緊張しながら月の出を待ちました。
2013/09/19 18:28:50
PNRAX K5IIs,ISO800,1.0S
SMC PENTAX 60-250mm(F4)Zoom
やはり「当たり」です。
2013/09/19 18:29:13
月のかすかな光が見えてきました。しかもど真ん中!こりゃ大当たりです!
2013/09/19 18:29:26
肉眼ではもっと美しい「パール富士」でした。
撮影地:
[緯度] 北緯 35度22.764分
[経度] 東経 138度34.735分
[高度] 800 m
パール富士は初めて見たのですが,ダイヤモンド富士の強烈な光と違った,白い光の美しさを味わうことができました。しかし,あんなに人が集まっていたのに外れとは?それともあの人達は,はじめからパール狙いじゃなかった?
なぞです。
それにしても,今回は「連れが背中を押してくれなかったら出かけなかっただろう」と思います。それが「うつ病」というものなんですが,重い腰を上げさせてくれた連れに感謝です!
コメント
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出掛けるのに時間が掛かりますよね
パール富士は、写真でしか見たことがないんですよね。
最近めっきり遠出しなくなったせいもあり、富士山もJR高崎線の熊谷~行田間で
朝の通勤時に見るくらいで、撮影云々となると見れてないです。
私も「うつ病」は、もう随分と長く付き合っていますが、モチベーションを上げたりに
時間も掛かるし、出掛けるのも大変に感じる時があるんですよね。
何にしても楽しいことをゆったりとやりながらが一番かな。
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そうなんですよ
気長に病気とつきあうしかないですね。
1年前と比べると明らかに☆を撮りに行くエネルギーが下がってます。
アイソン彗星は撮りたいですが,予想より暗かったらスルーしちゃうかもってぐらい,モチベーションが下がってます。
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初めてしりました
パール富士というのは、知りませんでした。山頂のみごとに真ん中から出ているんですね。
うつくしい。中秋の名月、私は夜半過ぎにみましたが、明るくきれいでした。
苺大福さんと一緒に、こころのエネルギー、ゆっくりとためていって下さい。