千畳敷カールからのダイヤモンド富士
毎年、冬至の前後に千畳敷カールからダイヤモンド富士が見られます。だいたい12月14日と12月27日前後です。
今回は週末とチャンスが重なったので見に行きました。
2010/12/12 06:52:01
PENTAX K5,ISO160,1/500s
タカハシFC-65望遠鏡(500mm F8)
ハイライト補正,WB:CTE
この日の朝は何人ものカメラマンが集合。中日新聞社の方も撮影に来ていました。ホテルでもアナウンスがあり、気分を盛り上げていました。
撮影はオートブラケット5段に設定し、露光はカメラ任せです。
実は、この現象はネットで知ったわけではなく、天体山望というソフトでシミュレーションしていて気付いたものでした。このソフトは詳しい地形表示と星空がシミュレーションできるソフトで、星景写真を撮るときにあらかじめどのような構図や、いつどの方向を撮るのがいいか考えるのに使っています。
シミュレーションではもう少し左の斜面から太陽が出るようになっていましたが、実際は少し山頂寄りに太陽が出ました。これは観測地の位置の誤差もあったでしょう。
さて連続写真でお見せしましょう。
まもなく日の出という時刻。富士山の雪煙が見えています。
2010/12/12 06:51:17
太陽がかすかに見え始めます。
2010/12/12 06:51:53
山頂左のピークから太陽が昇ってきました。皆既日食のダイヤモンドリングのような強い光の出現でした。
2010/12/12 06:51:56
2010/12/12 06:52:06
太陽が富士山の真上に来て、日影の富士完成です。
2010/12/12 06:53:09
そして太陽は右側のピークから離れていきました。
2010/12/12 06:54:28
ダイヤモンド富士は始めてみましたが、普通の日の出とは違うまた特別な印象です。
千畳敷からの富士は遠いので、富士周辺で撮られているダイヤモンド富士とはまた違った魅力があります。
なお、このような撮影でカメラのファインダーを覗くのは非常に危険です。
特に望遠鏡や望遠レンズで拡大する場合は目玉焼きになる危険がありますので、気をつけなければなりません。
今回の撮影はずっとライブビューで行っていました。ライブビューは液晶画面に表示される太陽を見るだけですので安全です。
ライブビューは太陽撮影には必須の機能ですね。ただ電池の消耗は激しく、太陽撮影のテストやピント合わせから本番まで2時間ほどライブニューを使い続けましたが、電池を1本使い切りました。 K5のライブビューで日食撮影の時は電池消耗に気をつける必要があると感じました。
コメント
-
こんにちは
初めまして、というのは正しくありません。
うみほしさんの隣で写真を撮っていたものです。
12日は晴天が続きましたが、その後天候は悪化するばかりで
13日は曇り後吹雪。14日は大雨で12日だけダイヤモンド富士に
会うことができました。
うみほしさんは運が良いというか行いが良いというか・・・・
私も図々しくも一応ホームページを持っています。
-
HP拝見させていただきました。すばらしい写真の数々。
ダイヤモンド富士を1年中追っかけていらっしゃるんですね。
いろんな撮影スポットが参考になりました。ありがとうございます。
結局あの朝だけだったんですね。
天気はいつも数値予報を検討して出かけて行くため、夜半に晴れて朝は大丈夫と考えていましたので、11-12日は計画通りの撮影ができました。
これからもどこかでお会いできますように。
今は来週21日の皆既月食の撮影地を検討中です。
-
リンクの一覧に入れさせていただきました。今後の撮影地の参考にさせていただきたいと思います。
-
おーほっほっほっほ
無敵の晴れ女の私がいれば観測は晴れは約束されているのですわ。
PHOTODASさん、お世話になりました。