パース観光・パース造幣局は黄金郷だった

Tag: パース オーストラリア 西オーストラリア州 カバの旅 パース造幣局 K1Ⅱ

パース・ミントの見学に行きました。造幣局は英語でmint。例えば日本の造幣局はJapan Mint。
パース造幣局は1893年に西オーストラリアで起こったゴールドラッシュをきっかけに、1899年にイギリス造幣局のオーストラリア植民地支店として設立されました。
パース造幣局

今年は125周年。大英帝国やその植民地で使う金貨や金塊を作ってきました。1970年にイギリスから西オーストラリア州に所有権が移動。現在はオーストラリアで操業しているミントの中で最古となっています。
パース造幣局

パース造幣局

併設のショップではここで発行されている金貨を買えます。
カンガルー金貨と呼ばれています。左から2オンス(62g)、5オンス(155g)、1オンス(31g)。これは特別な表面仕上げのプルーフ金貨。2と1オンスコインは模様の刻印も深くなっているハイレリーフの特別製。
このときの販売価格は左から約100万円、250万円、50万円。
パース造幣局

これらのコインにはP125の文字が入っています。Pはパースミントのミントマーク、125は125周年を表します。つまりP125が刻まれたコインは2024年発行のものだけです。
パース造幣局

クォッカの1オンス銀貨もありました。銀は1g=140円ほどなので、これはお手頃価格。14000円ほど。
パース造幣局

今日の目的は見学ツアーです(有料)。
玄関前で始まりました。最初は参加者の自己紹介から。
パース造幣局
2024年8月3日、14:31

話(ちょっと長かったです~~)の後は中の見学へ。
パースミントの目玉展示は1トン金貨です。
直径80cm、厚さ12cm。
2012年発行の世界最大の金貨。
パース造幣局

横から見ると厚みがかなりあります。
パース造幣局

裏はエリザベス女王。額面は100万(オーストラリア)ドル。その地金価値は、2024年8月現在の金価格1g=12000円で計算すると1200億円。
パース造幣局

西オーストラリアはゴールドラッシュで栄えた州です。
金鉱からとれた金のかたまりも展示されています。
パース造幣局

パース造幣局

ここで発行されている通常版カンガルー金貨。2024年発行。
大きい方から1kg、1oz、1/2oz、1/4oz、1/10oz。
カンガルーのデザインは毎年変わるそうです。
パース造幣局

続いての目玉は金の鋳造ショー。
かつて金の精錬が行われていた場所で、昔のやり方を実演してくれます。
パース造幣局

赤く溶けた金の入った炉をあけます。
金の融点は1064℃。
パース造幣局

型に金を注ぎます。高温なので取扱には細心の注意が必要です。
パース造幣局

型に入った高温の金を水で冷やすために専用の道具で持ち上げて移動。重いです。
パース造幣局

水から取り出すと金塊の完成。
パース造幣局

カバと記念写真。
パース造幣局

後半の展示。金塊を触れます。
パース造幣局

記念のメダルをもらえます。金じゃないですよ。真鍮(しんちゅう)の輝きです。
パース造幣局

2000年に開催されたシドニーオリンピックのメダルもここで製造されました。
左から金・銀・銅。
パース造幣局

鋳造スタイルのコスプレもできます。
パース造幣局

貴金属製品やジュエリーを買うのも良し、見学ツアーで金の輝きを堪能するのも良し。おもしろい体験でした。

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