初めての島根・宍道湖とシジミ
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9月上旬、初めての島根県へ。今回は仕事で松江市に行きました。
……しかし、台風のため岡山で足止め。島根への移動は翌日に変更となりました。
駅に近いところで、岡山名物という「えびめし」です。
黒いチャーハンです。エビの入れ方は店によってさまざまのようですが、ここではエビ天が乗ってます。
翌朝、台風も去り、特急やくも出雲行きで島根県へ向かいます。
この車両はやくものパノラマ型グリーン車。前方の景色をワイドに楽しめるそうです。
特急やくもの先頭車両。懐かしい形です。
かすかな記憶では、振り子式に車体を傾けてカーブを曲がるんじゃなかったかな。この車両は381系といって、1973年に当時の国鉄に採用され、やくもには1982年から使われているそうです。
しかし老朽化には逆らえず、2023年春から新型車両になるそうです。この車両が見られるのは今だけですね。
この日は移動だけなので、余った時間は観光へ。
旅館に荷物を預けて出かけました。
島根といえば
着いてから何も食べてなかったので、ランチにシジミ丼を出している店に行ってみたのですが、なんと定休日。あたりは居酒屋ばかりで昼間に開いている飲食店はありませんでした。
川沿いにしばらく歩くとカラコロ広場の船着き場に着きます。カラコロというのは明治時代にこの地に住んだラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が、人々の歩く下駄の音を「カラコロ」と聞いたことからきているそうです。
食事はあきらめて、堀川巡りに出発です。松江城のお堀には乗船場が3カ所あります。
今回利用したのはカラコロ広場→大手前広場(松江城)→松江堀川ふれあい広場(地ビール館)のルートです。1日乗り降り自由。何周でもできます。
受付で行き先を告げると、それにあった船を手配してくれます。
船に乗ってまずはお堀をめぐります。
城の石垣にはいくつかこんなマークが掘ってあるそうです。
陰陽師のまじないとか。
大手前広場で船を下りて国宝松江城へ。黒い壁は愛媛の松山城に似ています。
ふれあい広場で降りて地ビール館へ行って遅い昼食。。。。と思っていたのですが、運悪くレストランは貸し切りで入れません。きょうはつくづくランチに恵まれない日のようです。しょうがないので、売店で買ったビール飲み比べセットと唐揚げを、川を眺めながら食べました。まあ、これもいいさ。この日は割と涼しかったので助かりました。
さて、再び船に乗って元の場所へ帰ります。
堀川巡りではいくつも橋の下を通過しますが、低い橋では船の屋根を下げて通過します。この橋は半分下げる程度ですが、それ以外の橋は目一杯下げるので、寝転がった方がいいぐらいの屋根の低さになりました。これも堀川巡りの楽しさ。
船を下りて今日の宿へ向かいます。
これは「とうきょう」ではなく「ひがしきょうはし」。
「きょうはし(京橋)」の東にある橋ということでついたそうです。
締めはやはり宍道湖のシジミです。私の地元で売ってるのより大きいです。
一杯やってもまだ日没まで時間があったので、宍道湖の夕日を見に行きました。
これは夕日ツアーに向かう船。
夕日スポットで見た宍道湖の夕日。市民も湖畔でくつろぎのひとときでした。
翌朝、宿から見えた一斉に出航するシジミ漁の船。
この後の旅館の朝食ではシジミの味噌汁をおかわりしました。
きょうの仕事場。窓にはつばめ除けがたくさん。でもあんまり効果が無いようで、巣がたくさんありました。
帰りは再び特急やくも。カーブの多い路線を車体を傾けて通過し、レールの音もきしみます。「攻めてるなあ」って感じでした。
やくもには、このように前の座席がないところがあります。運良くこの席が取れれば足下が広くなります。
この後は岡山駅から新幹線で自宅へ。
久しぶりの電車の長旅でした。
旅館でもらった島根のお酒。
全く知らなかったのですが、「泊まってもらおう! 美肌県しまねの地酒&県産米プレゼント!」という企画で県外宿泊者にお米とお酒が配られていました。
「GASSAN」は島根の月山。戦国時代、戦国最強の山城と言われた
さっそく味わうと、甘みが少し強い、香りはフルーツのような日本酒でした。おいしくいただきました。
参考文献
引退まで3年の特急列車381系特急「やくも」に乗ってみた 車内販売はないので事前に確保を(2020/01/28)
