増富温泉で霧箱を見る
夏休みの最後の山梨県増富温泉訪問。今回は霧箱を見るのが目的。日本有数のラジウム温泉です。きっとたくさんのアルファ線を見せてくれるに違いない。そんな期待を込めた温泉旅行。源泉に近い津金楼に泊りました。
去年はお風呂に入りに来ただけでしたが、今回は1泊です。今回カメラのGPSでわかったのは、標高が1000mあったこと。どうりで涼しいわけだ。
2012/09/01 15:05:43
RICHO CX6
今回の機材。ガンマ線スペクトルと、霧箱撮影機材。それでも温泉旅館、温泉はたっぷり楽しみました。
この温泉の特徴はお湯の温度が低いこと、27~30度だそうです。だから長時間入っていられます。それに温度が低いので、ラドンもたっぷり溶けているというわけです。
高温泉でラドンが最高の鳥取県の三朝温泉とはまた違う個性で売り出してます。三朝は結構熱くて長く入るのは無理でしたね。
増富温泉はぬる湯に長く入りたい人向けです。
ここは脱衣所。すでに線量が上がってます。この測定器はGM管タイプでベータ線にもやや感度があります。そのため比べてみるとガンマ線専用機よりやや高めに出ます。
2012/09/01 15:58:59
夕食前の一回目のお風呂です。
2012/09/02 08:55:49
これは人がいない翌朝のお風呂で撮影しました。わき出し口は三朝温泉よりも強い放射線でした。もう一台の測定器で10分おきの平均を記録します。
2012/09/02 09:53:33
これはわき出し口の泥。黄色っぽいです。
2012/09/02 09:55:37
手前は42度に沸かしたお風呂。奥が冷たい源泉のままです。この方は20年も通ってるとか。
それで、これが旅館の部屋でみた霧箱です。
2012/09/01 21:18:00
PENTAX K5
ラドンのアルファ線が飛んでいます。複数同時は結構な放射能です。
2012/09/01 20:10:20
こんなに長いアルファ線は珍しいですが、結構たくさん飛びました。
2012/09/01 21:36:21
アルファ線がばんばん飛びました。
これが増富温泉のガンマ線スペクトル。自宅と比較しました。
自宅の2倍程度のガンマ線エネルギーでしょうか。
外に出ても線量はそれなりでした。
2012/09/02 10:37:27
今回の被曝量です。
旅館に入るととたんに線量が上昇。浴室ではさらに上昇。
結局3回もお風呂に入り、ラジウム温泉を堪能しました。温泉しか無いという環境で、リラックスにはいいですよ~~。