目で見るインフレ(2)第一次大戦後のドイツ

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目で見るインフレ第2弾は,第一次世界大戦に負けた後のドイツのハイパーインフレのお金です。
 前回のジンバブエのお金は100兆ドルという過去最高記録と言えるほどの高額紙幣となりましたが,それ以前の典型的ハイパーインフレの事例であるドイツも,さぞやゼロの多いお金だっただろうと思って探してみました。
ドイツ1923年のお札


ドイツ1923年のお札

1923年発行のFünfzig Millionen Mark。
Fünfzig(フュンフツィッヒ)(50)+ Millionen(ミリオネン)(100万)+ Mark(マルク*)なので,5000万マルク紙幣です。
*マルクはヨーロッパのお金がユーロに統一される前に使われていたドイツの通貨単位です。

 裏面は白紙でなにも印刷されていません。いかにも間に合わせという感じです。
ドイツ1923年のお札裏面

 この時代の紙幣をいろいろ見たのですが,数字ではなくて文字で書いてあるものが多くて,ジンバブエのようにダイレクトに「ゼロが多いなあ」という紙幣は少ないことが分かりました。その中でもこれは桁が分かりやすいものです。
 ドイツは連邦国家なので地方政府の紙幣が何種類かあって,そうしたものの一つです。

 このハイパーインフレの直接の原因はアメリカから発生した世界恐慌です。世界が一気に不景気になり,敗戦後立ち直りかけていたドイツ経済を破壊しました。
 その後はナチス政権となり,再びの世界大戦となりました。
 
 

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