中学校でたのしく放射線入門
ずらりと並んだ霧箱。今日はある中学校で放射線入門講座をやりました。1コマ50分の中学3年生2クラスです。理科助手さんと2人で訪問。
今回はPENTAX K-1と理科室のテレビをHDMIでつなぎ,霧箱をアップで見せることに。レンズはDA Macro35mmF2.8Limitedをチョイス。このレンズはフルサイズでも問題なく使えます。
ガイガーカウンターや100円ショップで買ったカウンター。ウランガラスなど小物も用意。
さて始まりです。うまくテレビに映ってくれました。最初は石から出る放射線を観察。
中学生も興味津々な様子。
今回は50分と短時間なので,「入門」に徹してイメージ作りを中心に行いました。みんなで飛跡を数えてベクレルという単位の意味を勉強しました。みんなのカウントを元に「ここの空気の放射能は1000ベクレル/kgぐらいね」と計算して見せます。
最後は班に霧箱を配って観察してもらいました。
「長くてまっすぐなのは宇宙線だよ」と探してもらいます。
中3生は理科の授業で放射線について習います。そのときの入門になったかな?今回,理科助手さんには霧箱セットの量産でたいへんお世話になりました。
今日やった講座はいずれ授業書にまとめようと思います。そうすれば誰でも授業できるようになりますね。
現在宇宙線の本と,霧箱を本格的に使った放射線入門の本の編集が進行中です。お楽しみに。