浜名湖から冬の星座(2)
きのうの続きです。昨夜の浜名湖での撮影のうち、固定撮影+ソフトフィルターの星座写真です。真ん中やや左側の明るい光芒が浜名湖SAの明かりです。遊園地の上に、冬の大三角が上ってきました。
2011/01/04 19:11:10
K10D,ISO400,15s
SMC PENTAX A16mmF2.8(F2.8)
プロソフトンA使用。
遊園地の上のオリオン。
2011/01/04 18:18:45
A24mmF2.8(F4.0)
ISO400,15s露光。
前回の浜名湖の写真と比べてどうでしょうか。やはり星の光跡を長く延ばした方が見栄えがする感じがしました。
今回の1コマの写真ではどうしても光害に負けて星の数は少なくなるため、明るい星座でないとぱっとしない写真になります。
今回、年末年始に薩埵峠~ガンダム~浜名湖とたどって光害+星というテーマで撮ってきました。
もともと星を撮るには暗い空に勝る環境はないですが、こういう手法のお陰であまり光害を気にせず、景色として星と風景をどう構成するか考えるようになりました。
まあ妥協の産物といえば言えますが、フィルムでは明るいところで長時間露光して星の軌跡を長くするのは不可能だったので、新しい表現手法とも言えますね。
それに、この手法では超高感度は不要(というか使えない場所ばかり)なので、10秒ぐらいのシャッターが切れて連写さえできれば、カメラのノイズはほとんど問題になりません。何百枚も合成するのが普通なので、ノイズは平均化されてかなりきれいな画像になります。
きっと、コンパクトデジカメでも撮れるでしょう。
光害が星の撮影の妨げにならない手法の発見は、今まで対象にならなかった光景が星景写真として成立するようになりました。
身近でまだままだいい場所があるかもしれません。
今後も挑戦していきます。