初めての皆既日食
もくじ
日食の概要
この日食は私が見た初めての皆既日食です。
アニメーションGIF にまとめてみました。
ヨーロッパからトルコにかけて月の影が通過しました。雲が多くて結構きわどい観測地が多かったようです。
1999年8月11日が皆既の日。夏休みを利用してヨーロッパへ。
今回の観測地はハンガリーのバラントンフュレドという湖にある
リゾートホテル。ホテルの庭で観測となりました。
(クリックで拡大)
ノイシュバンシュタイン城
最初はドイツから入りました。目的はノイシュバンシュタイン城。
装飾が豪華です。
教会の天井画が荘厳な雰囲気を出します。
その夜はミュンヘンでビール三昧。
ザルツブルクとウィーン
翌日はオーストリアへ移動しました。
ちょうどザルツブルク音楽祭の真っ最中で混雑してました。
ギタリストの音色に惹かれて。
ウィーンの町では宮殿を見ました。
シェーンブルン宮殿。
ベルベデール宮殿で遊び。
ハンガリーの観測地
さて日食前日にハンガリーへ入ります。その夜は雨で雷も....
ホテルの掲示の天気予報。
朝方まで曇っていて雨模様。しかし、日食の始まる前にはすっかり晴れて、これで大丈夫とみんなほっとしたのでした。
そして日食の始まり。木漏れ日も欠けていきます。
そしてダイヤモンドリング。大歓声。
コロナが広がります。(クリックで拡大表示)
PENTAX LX 自動露光
FC-50望遠鏡。
これはこのとき知り合いになったhp.ZACさん撮影。日食雲が出て、薄雲越しの日食でした。
そして2分ほどで皆既は終わりです。
観測成功。
このときは太陽を撮るのに精一杯で、その後のように周りの光景も撮ろうという余裕は全くありませんでした。
日食のビデオ
ビデオでもご覧ください。
その後は、ちょうど近くで開かれていたワイン祭りへ出かけました。ハンガリーはトカイワインの産地なのです。これは飲まずに帰るわけにはいきません。
何種類かを飲み比べました。トカイワインは濃厚な甘さ。
ブダペストへ
最後の移動はブダペスト。ここに宿泊して翌日には帰国です。
途中に寄ったベートーベン記念館。
ベートーベンのピアノ。
ブダペストは見事な建物が多いです。
英雄広場には建国の父たちの像が並びます。
教会のゴシック。日本の結婚式場の偽物なんて問題にならない見事さ。
王宮の丘から。川を挟んで「ブダ」と「ペスト」です。こっち側はかつてはローマ帝国のパンノニア属州でした。国境はドナウ川。ということは川の向こうはローマ帝国の外ですね。この辺までローマ帝国だったんですねえ。
夕方のドナウ川をホテルの窓から眺めました。こちら側はローマ帝国の外側ですね。
翌日はパリ経由で帰国となりました。
初めての日食。そして盛りだくさんの東ヨーロッパの旅って感じでした。
最後に参加者みんなで記念撮影。
この中にはその後も日食でお会いしておつきあいのある方がいます。私の日食ツアーの出発点となった旅でした。