ストーンタウンから高速フェリーでダルへ
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今日は大陸側に渡ります。ザンジバルからダルエスサラーム行きの高速フェリーで移動です。
切符は前日に買っておいたので,フェリーの時間まで乗り場近くのマーキュリーズ・バーで待ちました。
フェリーに乗り込みます。ザンジバルと大陸側は連合国家で別の国なので,パスポート提示で入国審査があります。
これが高速フェリーです。約2時間の船旅。
2019/08/15 12:11:20
PENTAX MX-1
ここで私の恒例の「大地球形説の検証」。
大地は丸いので,陸地は上の方から見えてきます。
矢印のところに高い建物が見えてきました。
そして下の陸地が見えてきます。
やっぱり大地は平らじゃないのです!
フェリーがダルエスサラームの大都会に着くと,さっそく都会の洗礼が。フェリーの係の格好をした人が私たちの荷物を勝手に持っていったのです。
そのまま,無許可の白タクに乗せようとしたので阻止!
正規のタクシーは緑の線と番号が入っています。こういう白タク被害がちらほらあるそうなので,ご用心!あらかじめkumiさんたちから話を聞いておいて良かったです。
ともあれ,私たちは無事にタクシーでホテルに着きました。しかし高かったです。上陸時のゴタゴタで値段交渉できなかったのが原因。
途上国のタクシーは会社から給料をもらっているのではなく,運転手は車を会社から借りているだけです。だから自分で借り賃とガソリン代,収入分を稼がねばなりません。それで必然的に高くしようというインセンティブが働くと思われます。
こういうところがメンドーなのですが,近代的雇用関係ができるまでは仕方ありません。そういうもんだと思うことです。
しかし,ここでも新しい波がやってきているようです。それはスマホでタクシーが呼べるUberの拡大。Uberは呼んだときに値段が決まっています。値段交渉のメンドー無し。近年のスマホと自家用車の爆発的普及で勢力拡大中です。そうなると,既存の値段交渉有りのタクシーもどこかで構造改革しないとユーザーに見捨てられるでしょう。ダルエスサラームでもUberを使う人が増えているそうです。ただ,設定値段が安すぎてガソリン代にしかならなくて,却って気の毒で多めにお金払ったとkumiさんや沙織さんなど地元の人達が言ってました。これはこれで持続可能性に問題が出そうです。
ともあれ,これからは途上国でのスマホの普及で,いろんなことが急速に変わっていくんだろうなと思いました。
ホテルに落ち着いて夕食は近所のレバノン料理のレンストランへ行きました。
厳格なムスリムの店だったらしくアルコールは一切無し。旅行中初めてのアルコール無しの休肝日。
でも料理はとても美味しかったです。
店の子はこちらがスワヒリ語で話しても英語で返してきます。基本は英語の店のようです。
ここで,思わぬエピソード。
私は支払いのときポケットに入れてたお金を落としてしまったようで,店の女の子が追いかけて持ってきてくれました。
これには感激でした。上陸早々「都会って油断できなくてヤだな」と思う出来事があっただけに,ここにも正直に生きている人がいるんだなと思ったのです。彼女の信じるアラーの神に恥じない行動でした。
どんな場所でも人間はいろいろですね。