青森の旅~八戸は蕪島と天然芝とサバづくし
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十和田市現代美術館から
昼食場所を探して港の方へ車を走らせていたら,なにやら小さな島の上に巨大な建物が作られているのを発見。それは2015年の火事で失われた
お昼は港を見下ろせる高台にある「カフェ&ギャラリー・うみ音」です。最初は良く晴れていたのですが,レストランで食事している間に,急に海から霧が押し寄せてきて,周囲が見えなくなってしまいました。
しかし,ガイドブックによるとこの近くに「天然芝の広大な草原が広がる海岸がある」というので行ってみることに。
しかし,霧で広大さも半減(^^;)
ここの看板に「三陸復興国立公園」と書いてあって,ここも2011年の大津波の被害を受けたことがわかりました。当時の浸水地図を見ると芝生全体が水没してこの道路まで津波が押し寄せています。
翌朝,もう一度行ってみるとすっかり霧が晴れて堂々とした神社が見えます。
お参りに来ていた地元の方に,いろいろとお話を伺うことができました。火事の前は1階建てでお祭りで人が集まると狭かったので,再建は2階建てにしたということです。ここはウミネコの繁殖地なので,営巣中を避けて冬に工事をするんだそうです。強風と寒さで大変だということでした。2020年の春の完成を目指しているそうです。
地元の人に愛されているんですね。
種差海岸と同じように,蕪島も津波のときは周囲は水没していました。
(東日本大震災 八戸市の記録 より)
この写真では焼失前の1階建ての神社が見えます。
周囲ではウミネコのみゃーみゃー言う鳴き声が聞こえます。あのときここにいたら助からないだろうなと思うのでした。
先ほどの地元に人に聞いたのですが,蕪島神社の近くに「くじら石」をまつった神社があるそうなので,そちらも行ってみました。
西宮神社です。海岸にひっそりとありました。教えてもらわないと気がつかなかったかもしれません。
これが「くじら石」です。なるほどですね。この石は日本昔話に出てくる「八戸太郎」という鯨の石をまつったものです。大漁の神様。
(物語)昔,鮫浦の沖に,毎年姿を現す鯨がおりました。鯨が姿を現すと浜では鰯の大漁が続きましたので「八戸太郎」と名付けられ,海の神様のお使いとして崇められていました。
ところがある年,その鯨が熊野灘で銛を打たれ,ようやく鮫の海岸にたどり付き、息絶えて,そのまま石になったと語りつたえられています。
それが現在神社の前に横たわる鯨石です。(「八戸妖怪巡り」より)
前日の霧もどこへやら,西宮神社から見る蕪島も良いですね。と共に,津波のときはここも全部沈んでしまったのだろうなと思いました。
さて八戸の夜は,たまたま泊まったホテルの斜め向かいにあった「サバの駅」。
八戸は「八戸前沖さば」が名物なのです。
サバのコースです。
しめ鯖,サバの味噌締め,漬けサバ。
コース外の品も一つ注文。「むかしながらのいちご煮」です。
いちご煮はウニとアワビのスープ。
鯖つくね、串焼塩鯖。サバの味が濃いです。
トマト味噌サバ。味噌にトマト合います。
他にもにんにく味,チーズ味,酒粕味とあるそうです。
サバの棒寿司,サバのせんべい汁。八戸といえばせんべい汁ですね。
美しい飾り切り。
お酒もサバづくし。
地元メーカー三島サイダーのバナナ味。
八戸はサバづくしで終わりました。
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