雲間の月食

Tag: 星景 月食 K1
 2021年5月26日は久しぶりの皆既月食でしたが、西から迫った梅雨前線のため、曇りとなってほとんど見えませんでした。関東から東北・北海道では赤い月が見えたそうです。
 平日だったので遠征はやめて、そのまま学校の天文台で観望会。
地学部員が準備していますが、雲は厚くなるばかり。
月食観測準備中
PENTAX MX-1

ドーム内のこの望遠鏡は五藤光学の15㎝F15屈折です。設置以来50年以上過ぎてて老朽化が進んでいます。
私が現役時代にこの望遠鏡で取った写真はこちらの記事でご覧ください高校時代の天体写真
来年度末には新校舎へ引っ越しが決まっているので、ここでの観測も最後です。新校舎にも天文ドームができるそうですが、中身の設備についてはまだ予算も含めて未定だそうです。
天文ドーム
PENTAX MX-1

月の出の時間になりましたが、雲のすきまはどんどん無くなっていき、見えたのはたったこれだけ。
月食観測02
2021/05/26 18:56:22
DA*200mmF2.8,
1秒。

その後もまったく月は見えず、雲画像を見ても切れそうもなかったのであきらめて撤収。

しかし、自宅に帰って全国ニュースで各地の月食の様子を見ながら、ふと外に出てみると雲が薄くなって月が見えていました!部分食の終わりでしたが、ようやく欠けた月と対面。
急いでカメラをセット。
さそり座のアンタレスの近くで月が欠けています。
月食とアンタレスs
2021/05/26 21:39:38
PENTAX K-1、ISO200、1.0秒
DA*200mmF2.8

今回の成果はこれだけでした。
月食01s
2021/05/26 21:36:16
PENTAX K-1
A*300mmF4.0,1/200秒。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

コメント


認証コード0864

コメントは管理者の承認後に表示されます。