HAL CAVIAR(ハルキャビア)で地元産の絶品キャビアを味わう
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きょうはとびっきりの贅沢です。
静岡県浜松市の北部の山深い春野町にある「HAL CAVIAR(ハルキャビア)」でのランチ。
ここでは春野町のきれいな水を使ってチョウザメの養殖を行って、キャビアを生産しています。一部の高級料理店などで使われている、高級キャビアです。業務用の出荷が主で小売りはしていません。
私たちがこのキャビアの存在を知ったのは、2016年に東京銀座の「下鴨茶寮東のはなれ」で出されたキャビアが、春野町のものだと聞いたときでした。春野町と言えば私が昔住んでいたところ。いつの間にそんなものができていたのでしょう。それから、場所を探して予約を取る方法を調べて、ようやく今日を迎えました。
そのレストランも、もともとは商品のプレゼン用に作ったもので、一般には一日1組のランチのみの営業です。特に看板もなく、知らないと山道を通り過ぎてしまいます。まさに、知る人ぞ知る穴場です。
レストランの前にある看板です。道路からは見えないから、気がつかないだろうな~。
これがハルキャビア。今日はこれを食べます。これは先日の節分(2月2日)に漬けたそうです。出来たてですね。
キャビアは金属のスプーンで食べると風味が悪くなるそうで、こんなスプーンで食べます。高級品は貝殻で作るそうです。これは木で作ったキャビアスプーン。
氷に乗せられた「ハルキャビア~雪解け~」です。まずはキャビアそのものを味わってもらおうというわけです。
2021/02/06 11:30:39
PENTAX K-1,ISO400,1/125s。
DA10-17mm,F8.0。
キャビアというと塩分が強いイメージですが、ここのキャビアは塩分を必要最低限にして、キャビア本来のクリーミーなうまみがたっぷり味わえます。水と塩にこだわった逸品です。塩を少なくした結果、遠距離輸送は無理で国内流通しかできません。
吸い物は、遠州手延べそうめん結び三つ葉。絹揚げ、無塩梅肉、透かし大根。だしと梅の酸味が美味しいです。
前菜は、ねぎ味噌、雲子磯煮、聖護院蕪、木の芽など。
このキャビアは最初の「雪解け」とは違う塩で漬けているそうです。
魚卵のうまみの中に甘みも感じる味わいでした。
お造りにはチョウザメのお刺身がつきます。金目鯛と、ホタルイカ。
焼き物はチョウザメの釜焼き。チョウザメは軟骨魚らしくコラーゲンたっぷりの感じ。
お食事は、親子茶漬け。ここでの親子とは、チョウザメとキャビア!
この茶漬け用のキャビアはチョウザメの骨のだしに漬けたものだそうです。
キャビアなので洋食かなと思っていたのですが、和食のコースで贅沢な時間を過ごすことができました。ワインも美味しかったです。