奥静の秋と安倍峠の富士山
静岡市は海岸の市街地から,山奥の山梨・長野県境まで長く北に広がった町です。北部は南アルプスに続く山岳地帯。近年は
途中の道の駅「真富士の里」で観光地図を手に入れました。
山道をひたすら走って,まずは赤水の滝に行ってみました。
標高が高くなると,もう紅葉がかなり進んでいました。静岡県の平地では,通常12月初旬にならないと本格的な紅葉にはなりません。これから1ヶ月かけて紅葉前線は下界まで降りてくるでしょう。
梅ヶ島の温泉街を抜けてさらに安倍峠を目指します。
岩場を落ちる「恋ヶ滝」。グーグルマップでは「鯉ヶ滝」になってましたが、観光地図では「恋」ですね。
安倍峠手前の駐車場とトイレの場所に来ました。
ここから登山者が登っていきました。
そして安倍峠に到着。標高は1400mほど。
ここから先は山梨県になりますが,残念ながら山梨県の表示は無くて,静岡県のものだけでした。
ともかく,ここが海岸から続く静岡市の終点です。
ここから元来た道を引き返しても良いのですが,まあ,こうなったら山梨県身延町側へ降りてしまおうということで前進すると.....
2018/10/27 15:20:50
PENTAX MX-1,ISO200,1/1250s,F4.0
富士山が見えました。
何だか得した気分です。
ここからは富士川沿いの山梨県の町も良く見えました。
これからあそこまで降りていきます。
後で調べてみると、このあたりは「安倍峠下」と呼ばれる富士山の撮影スポットでした。以前は大勢のカメラマンが訪れていたそうですが、度重なる災害で山梨県側の道が通れなくなっていたので、近年は来る人も減っていたのだとか。この日は道端に1台のカメラがセットされていたので、このまま夕陽の赤富士を狙っていたのかもしれません。私達は日が暮れる前に山を下りるべく先を急ぎました。
峠から少し下がったところの駐車場からみた富士山です。
日常の忙しさで忘れていましたが,いつの間にか富士山も雪をかぶる季節になっていたんですね。
この後は山梨県の
まだグーグルマップにも載っていない,最近出来たばかりの「道の駅なんぶ」でほうじ茶ソフト。
なんだかこのソフトの形は.....
そこで休憩した後、国道52号線経由で新東名に入り,家路についたのでした。
途中で出会ったバイクツアーの方に聞いた話では,安倍峠の道は9月末の台風で被害を受けて通行止めが続いていて,最近やっと開通したのだそうです。私たちが通ったときも,あちこちで工事中の場所がありました。今回は下調べもしないでたまたま訪れただけでしたが,かなりの幸運だったようです。
- 赤水の滝展望台
- 安倍峠
- 恋ヶ滝