2011~2013・国道114号線(川俣~浪江)の放射線変化
これは2013年3月11日時点の放射性セシウムの放射能の大きさ(一平方メートルあたりのベクレルの値)の調査結果です。国道114号線に沿って立ち入り禁止のところまで行きました。2011年9月の時の記録はこのページ(クリック)をご覧ください。2年ぶりの訪問です。どれぐらい変化があったでしょうか。
ここは1.0→0.2μSv/h。
最初に福島県へ行ったとき,二本松付近の放射線が強かったので,今回も測ってみました。5分の1ほどに下がっていました。
なお、この測定器は空気中のガンマ線の量をシーベルト単位で測るものなので、放射能の値は測定できません。この記事では「放射線の強さ」と表記することにします。
「放射能」は「その物質が1秒間に出す放射線の個数」であり、「放射線」は「放射性原子が出すもの(今回はガンマ線)」です。はっきり区別しなければなりません。
2011/09/17 09:05:34
ここは0.9→0.3μSv/h。
UFOふれあい館入り口も3分の1ほどに低下。
ここは1.4→0.2μSv/h。
2011年でも作付けされていましたが,放射線はかなり低下してます。
2011年は無人地帯といった感じでしたが,今回は人の活動も感じられ,あちこち除染している風景が見られました。
2011/09/17 12:11:05
ここは2.8→0.8μSv/h。
ここも1マイクロシーベルトを切りました。
2011/09/17 12:27:25
ここは7.5→3.6μSv/h。
2013/08/31 09:13:37
2011/09/17 12:29:58
ここは9.1→5.2μSv/h。
標識の下の土の比較です。半分に減ったとはいえ,まだ人が住むには高いです。
2011年の時はここからさらに飯舘村へ入りいちづく石を通過して399号線で南相馬への道へつながっていたのですが,現在はここから先が帰還困難区域で検問があります。399号線で北上することはできなくなっています。
この放射線量ではもう少し下がるのを待つのもやむをえません。検問を見ていると住民がかなり通過していました。一時立ち入りは許可されているということでしょう。
今回の10分平均のグラフです。立ち入り禁止区域の直近はやはり高いですね。