Tag: PENTAX

K-mにケーブルスイッチ端子を付ける

 このたびK5を購入して、ようやく天体写真にもPENTAXデジタル一眼が使えるようになったと感触を得ています。
 しかし、もう少し前からK-mとK-xは天体撮影時のノイズが少なく、同時期のK20DやK7よりは天体特性が良好であることが分かっていました。

 「レレレの星おじさん」のHPを以前から見ていて、その画像には可能性を感じていました。しかし、これら廉価版の機種には致命的な欠点があって購入には至りませんでした。
 それは「ケーブルスイッチの端子が省略されている」ということです。

 赤外線のリモコンを使えば、バルブ(B)時のシャッターの開け閉めはできますが、赤外線の受光部は前にありますし、タイマー等をつけて自動でオンオフってわけにはいきません。それに星を連写して後で画像を重ねて、星の長時間の軌跡を写すという手法も使えません。やはり使い道が制限されてしまうわけです。

 たった一つの端子なのですが、廉価機ではK200Dを最後に省略されてしまいました。最新機種のK-rでも復活せず、この点はがっかりしました。

 Bのシャッターがあってなぜレリーズが付けられないのかという素朴な疑問です。
 それで、「レレレの星おじさん」は、K-mにケーブルスイッチ端子を付けるという改造をしています。

 シャッターのスイッチのオンオフを外部でやるだけなので、そんなに難しい工作ではないのですが、やはりカメラを改造というのはなかなかできませんよね。
 ここでは「レレレの星おじさん」のHPを紹介しますので、ぜひ興味のある方は下記リンクをご覧下さい。
 やってみたい方は「レレレの星おじさん」にぜひ問い合わせてみてください。
http://shinshu-no5.cocolog-nifty.com/mk53/2010/05/k-m-9680.html#more

 概略は、φ2.5mmのステレオ超ミニジャックに、シャッタースイッチから線を引き出してつなぐだけです。
 以下の写真は「レレレの星おじさん」HPからの引用です。

ミニジャック

シャッタースイッチ

 完成した端子はこんな感じです。
端子

 立派にケーブルスイッチが付きました。

完成図

 たったこれだけのことでK-mの使い方が広がるのにもったいないなあと思います。
 一眼レフなんだからケーブルスイッチの端子は省略しないでほしいですね。

 この機種はだいぶ安くなってますので、改造用に購入もいいかなんて思います。